2026.06.28(更新日:2026.06.28)
皆さんはマイケル・ジャクソンを好きですか。
現在公開中の映画 マイケルを見られましたか。
日本でマイケル・ジャクソンがブームになったのは1987年頃、私が中学生の時でした。
男子はムーンウォークの真似をして、音楽の授業では「ウィ・アー・ザ・ワールド」のドキュメンタリー映画を見て、テレビでは「BAD」が流れていました。
6/14、日本での公開3日目に、倉吉の映画館に見に行き、純粋に感動・涙。
そして、マイケルの歌とダンスだけでなく、孤独だけど他人と関わり続ける心の温かさ、人なつっこさ、他人への優しさ、他人の力を借りつつも自分軸で挑戦し続ける信念、家族思い、逆境に耐える忍耐力など、マイケルの人間性に惹かれました。
この日の観客は私と同じ50歳代か60歳代。
職員と話しても、同世代の職員は「私も見に行きたい」、若い職員は「親が見に行って良かったと言っていました」と、皆がスターを懐かしんで映画館に足を運んでいるのだなと思っていました。
6/28(本日)、マイケルの2回目を見るために、日吉津の映画館に行きました。
50~60歳代もそれなりにいましたが、20~30歳代も多く、中学生や高校生くらいの子どもも沢山来ていました。
さすがマイケル・ジャクソン、若い世代のヒーローでもあるのねと嬉しく思いました。
パンフレットを買ってきて、待合室の本棚に置いておきますので、興味のある方は眺めてみて下さい。

この1年くらいの間に見た映画は、F1、ミッション:インポッシブル、プシュパ君臨、スーパーマリオ、正直不動産、そしてマイケルで、だいたいが面白かったですが、2回見たのはこのマイケルだけです。
そもそも同じ映画を何回も見たのは、30年以上前の、二十四の瞳、学校、トップガンくらいでしょうか。
話を戻して、2回目となりますと、感動と涙の代わりに、細かいストーリーまで理解できるようになります。
マイケルは生まれながらの才能の持ち主ですが、子どもの頃から父親の厳しいレッスンを受け、友達が外で遊んでいても兄たちと一緒に歌やダンスの練習をし、人一倍の努力を続けました。
デビューを果たし、お金や名声を手に入れるのとは反対に、孤独がのしかかります。
マイケルの場合は、期待と重圧、子ども時代に体験すべきことの喪失、友達の不在などが原因のようですが、それを埋め合わせるように、色々な動物を飼い始めます。
この映画のテーマ(キーワード)の一つは「孤独」だと思います。
孤独感を抱えつつも、自分のために、家族のために、職員のために、社会のために、事業を継続させていかなければというプレッシャーは、私も含めた経営者なら同意されると思います。
いろいろアドバイスをしてくれたり、「No」と言ってくれたりする人はいても、最終責任は自分にあります。
私の中にも、以下のような葛藤があります。
「他人のアドバイスを聞いて失敗して後悔するより、自分が正しいと思うことをして失敗する方が後悔しないし、成長する。」
「周りの人に同調しすぎて、じわじわと神経をすり減らすよりは、対立したり喧嘩したりしても、自分の信念を貫きたい。」
「でも、事業を継続させてこそ、やりたいことが出来る。やめたらおしまい。」
このような葛藤と言いますか、相談は無意味と割り切るような孤独感、あるいはそうした感覚に深く共感してしまいました。
個人的には、マイケル・ジャクソンの一番の魅力は、人なつっこさです。
スターになってからも、色々な人との交流を心がけ、強面の人とも打ち解け合って作品を作り、病気の人を勇気づけ、ボディーガードや弁護士とも持ち前の人なつっこさで味方に付け、ビジネスを成功させました。
あるCM撮影の際、ステージ上で歌っている時に、重症の熱傷を負い、長期入院、手術、鎮痛剤投与を受けますが、この経験から更に考え方をスケールアップさせます。
重度熱傷の患者さんを思いやり、寄付をします。
ベッド上で、復帰後のコンサートツアーを思い描き、実際に成功させます。
皆さんの好きな曲は何ですか。
「ビリー・ジーン」は、歌が作られた経緯から離れて、芸術に昇華されています。
「BAD」は、「スリラー」以上に日本人が好きな曲でしょう。
スターには負の面もあります。
野球選手、サッカー選手、政治家、経営者、芸術家、歌手など、スターには必ず負の面もあります。
逮捕されたり、マスコミに叩かれたり、人気が落ちたり、裁判で訴えられたり、世間からは落ち目と言われる人でも、「誰が何と言おうと自分にとってはスター」という人がいると思います。
私にとってのスターは、生存中の人は控えますが、歴史上の人物では、徳川家康、徳川家光、源義経です。
苦労、努力、孤独、人間性(偉くなっても心の繊細さを失わない)などに惹かれるのでしょうか。
マイケルや歴史上のスターたちも孤独や葛藤を抱えていたように、患者さんも皆、それぞれの生活の中で様々なストレスや悩みを抱えていらっしゃると思います。
だからこそ、診察室では、皆さんにとってのスターをこそっと教えて頂けると嬉しいです。
くすっと笑って、幸せホルモンを分泌し、信頼関係が築けると良いですね。
重症でしんどい患者さんに対しては、迅速で真面目な対応が必要ですが、生活習慣病で定期的に通院されている患者さんとは、リラックスした診察の方が良いですよね。