かかりつけ医機能強化研修会に参加しました。 |鳥取県鳥取市気高町の内科・呼吸器内科クリニック

かかりつけ医機能強化研修会に参加しました。
かかりつけ医機能強化研修会に参加しました。 2014:10:13:20:18:00

2014.10.13(更新日:2014.10.13)

10月13日(月・祝)に県医師会で開催された「かかりつけ医機能強化研修会」に参加しました。
同日、同じ時間帯に、日本医師会館(東京)で開催された「日本医師会在宅医リーダー研修会」をテレビ会議システムで配信を受けて受講するという形態でした。 

講義は全部で9つあり、そのタイトルは、講義の順に列挙しますと、脂質異常症、認知症、服薬管理、禁煙指導、介護保険、高血圧症、健康相談、在宅医療、糖尿病でした。

これらの中でも、脂質異常症(高コレステロール血症や高脂血症)、認知症、高血圧症、糖尿病の講義は、各60分間ずつ割り当てられ、詳しく解説して頂きました。
脂質異常症、高血圧症、糖尿病の3つの病気は、いずれも動脈硬化症を誘導し、血管内に血栓が作られ、血管が詰まってしまうことで、最終的に脳梗塞や心筋梗塞などの重篤な病気に至ります。
脳の血管が詰まれば、脳梗塞になり、心臓の血管が詰まれば、心筋梗塞になります。

ですから、脂質異常症、高血圧症、糖尿病の3つの病気は、別々に考えるのではなく、動脈硬化性疾患の1つと考え、生活習慣の改善に取り組むことが理にかなっています。

講師の先生の1人が、「動脈硬化性疾患予防ガイドライン2012」からの引用で、「生活習慣改善のポイント」をレクチャーされましたので、下記に示します。 

 1.禁煙し、受動喫煙を回避する。
 2.過食を抑え、標準体重を維持する。
 3.肉の脂身、乳脂肪、卵黄の摂取を抑え、魚類、大豆製品の摂取を増やす。
 4.野菜、果物、未精製穀類、海藻の摂取を増やす。
 5.食塩を多く含む食品の摂取を控える。
 6.アルコールの過剰摂取を控える。
 7.有酸素運動を1日30分以上行う。

どれも、当たり前のことですが、大切なことばかりです。
薬物療法を導入する前でも後でも、治療のベースとして取り組むべきものです。

実際、不幸にも、若くして(40歳代で)心筋梗塞になってしまい、当院に通院中の患者さんがおられますが、発症前の生活習慣を尋ねますと、「改善策のポイント」とは全く逆の生活習慣をされていたケースが目立ちます。

これと関連して、以前、京都の鞍馬温泉に泊まった時、旅館に「健康と長寿十則」という和額が架けてありましたが、その内容が、今回の「生活習慣改善のポイント」と似ていたので、思い出しました。それには、

 少肉多菜
 少塩多酢
 少糖多果
 少食多歯且(へんが歯、つくりが且)
 少煩多眠
 少怒多笑
 少衣多浴
 少欲多施
 少言多行
 少車多歩

と書かれていました。

正直、私もこれらを忠実に守っているわけではありません。
続けるためには、相当な精神力、家族の協力、ある程度の経済力が必要です。
また、既に平均寿命を過ぎた高齢者の方に、「健康第一」を押しつけるつもりもありません。
健康のために禁欲するより、好きな食べ物、飲み物(アルコール)があれば、人生の楽しみとして、摂取して頂くのが良いと考えます。

しかし、働き盛りの40歳代、50歳代の人は、やはり「健康第一」を旨として、生活していかないと、いろいろと問題が生じます。
自分や周囲を巻き込み、「お金」や「人間関係」にまで悩まされることになります。
逆説的ですが、「お金」や「人間関係」を、「健康」より優先してしまうと、結局、失うものが大きくなってしまいます。
人間は、贅沢ができるほどのお金や、良好な人間関係(夫婦、親子、友人、職場の同僚など)を手に入れた時に、幸せを実感するため、これらが幸福のためには何より大切と錯覚してしまいますが、常に、ベースに健康があってこその、豊かさであり、人間関係だと思います。

話がわき道にそれてしまいましたが、読者の皆様には、「生活習慣改善のポイント」や「健康と長寿十則」を参考にして頂き、生活習慣病になっていない人は、予防に役立てて頂き、既に治療中の人は、コントロール改善に役立てて頂けましたら幸いです。

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