口腔内細菌についての講演会に参加しました。 |鳥取県鳥取市気高町の内科・呼吸器内科クリニック

口腔内細菌についての講演会に参加しました。
口腔内細菌についての講演会に参加しました。 2017:04:02:21:02:40

2017年04月02日

 
本日、米子コンベンションセンターで開催された、「全身を蝕む口腔内細菌」という講演会に参加し、慢性の口腔内感染症(虫歯、歯周病)が内科的疾患(糖尿病、心筋梗塞、脳卒中、脂肪肝、誤嚥性肺炎など)に及ぼす影響について勉強しました。
講師は、鶴見大学歯学部教授の花田信弘先生でした。
内容は多岐にわたりましたが、今回は、3か月毎の歯科受診が必要な理由に焦点を当てて、伝達させて頂きます。
 
まず、皆さんは歯科医院に定期的に通院されていますか。
「むし歯の時だけ受診する」「歯の詰め物が取れた時だけ受診する」という方も多いのではないでしょうか。
歯科医院を受診すると、歯科医や歯科衛生士にむし歯や歯周病のチェックと、プラークや歯石の除去治療を受け、「3ヶ月後に受診して下さい。」と言われると思います。
私は、「何故、3か月毎に受診しないといけないのか」を理解していませんでした。
多くの人が、「毎食後、歯磨きをしているから大丈夫だろう。」と勝手に判断してしまいがちだと思います。
 
歯石が形成されるまでにはいくつかの段階があります。
まず、歯垢(プラーク)からバイオフィルムが形成されます。
丁寧に歯磨きをしていても、歯と歯の間は十分にブラッシングできませんし、個人個人の歯磨きには癖があり、磨けていない所があるからです。
この段階で、歯科を受診すれば、比較的簡単にバイオフィルムを除去することが可能です。
具体的には、非金属のスケーラー(超音波スケーラー)で、歯のエナメル質を傷つけることなく、バイオフィルムを除去できるそうです。
しかし、バイオフィルムが形成されてから3か月が過ぎると歯石化してしまいます。
一旦、歯石化してしまいますと、金属のスケーラーで歯石を削り取る必要がありますので、同時に歯のエナメル質も傷つけてしまいます。
 
ですから、むし歯、歯周病、歯石のある人は、早めに歯科を受診し、集中的に治療を受けて下さい。
そして、定期的(できれば3ヶ月毎)に通院し、頑固な歯石が形成される前に、歯科衛生士の処置を受けられることをお勧めします。
 
以前から、歯周病が関与する内科的疾患として、誤嚥性肺炎、感染性心内膜炎、糸球体腎炎などが有名でしたが、最近では、糖尿病、心筋梗塞、脳卒中、関節リウマチなどとの関連も注目されています。
また、医学の進歩に伴い、冠動脈ステント留置、人工関節置換術、脳室-腹腔シャント(V-Pシャント)などを受けられる患者さんが増えています。
これらの病気を良好にコントロールするためにも、体内人工物の感染を予防するためにも、口腔ケア(自分で毎日行う歯磨き、歯科での処置)が重要であることを認識させられた講演会でした。
 
 
【4/3 追加記載】
本日、歯科衛生士と話す機会があり、歯石形成までの時間を尋ねましたところ、「個人差が大きく、3ヶ月以内に歯石ができる人も多い。」とのことでした。
ですから、「3ヶ月」というのは目安にしていただき、歯科医や歯科衛生士の指示に従って下さい。
 
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