予防接種

小児の定期予防接種の他に、インフルエンザウイルスの予防接種、成人用肺炎球菌ワクチンの予防接種などを行っています。

予防接種の受付時間と予約について

実施可能なワクチン

インフルエンザ【任意接種】

インフルエンザウイルスの感染により、高熱、頭痛、全身倦怠感、鼻汁、咳などの症状が出ます。Aソ連型、A香港型、B型などのウイルスは、毎年少しずつ変異しますので、毎年接種することが必要です。
実際には、流行期前の10~12月に接種します。13歳未満の人は、原則として1~4週間の間隔をおいて2回接種します。13歳以上の人は、原則として1回接種します。受験生は、相談の上、2回接種することもあります。

DPT-IPV(ジフテリア・百日咳・破傷風・ポリオ)【定期接種】

ジフテリア・百日咳・破傷風・ポリオを予防するためのワクチンです。 百日咳は子供がかかりやすく、特に小さな赤ちゃんがかかると重症化します。また、大人にも流行していて、どこで感染するか分かりません。 赤ちゃんがお母さんからもらった百日咳の免疫力は、生後3ヶ月までにほとんど失われます。ですから、生後3か月になったらできるだけ早く予防接種を受けましょう。

DT(ジフテリア・破傷風)【定期接種】

ジフテリア・破傷風を予防するためのワクチンです。11歳で追加接種を行います。

麻しん・風しん(MR)【定期接種】

麻しんウイルスは感染力が強く、予防接種を受けないと、多くの人がかかってしまいます。また、発症すると高熱、発疹、倦怠感が続き、肺炎や脳炎などの合併症が起こることもあります。
風しんは、発熱や発疹が約3日で治るので「三日ばしか」とも呼ばれます。妊婦が妊娠早期にかかると、「先天性風疹症候群」といって、心臓病などの障害を持った赤ちゃんが生まれる可能性が高くなります。
1歳から2歳の間に麻しんや風しんにかかる可能性が高いので、1歳になったらなるべく早く予防接種を受けましょう。

日本脳炎【定期接種】

人から人に直接うつるのではなく、ブタの体内で増えた日本脳炎ウイルスが蚊によって媒介され、人に感染します。日本脳炎にかかると、高熱、頭痛、嘔吐、意識障害などの症状が現れ、神経の後遺症を残す人が多くいます。
Ⅰ期初回の標準接種年齢は3歳です。

ヒブ(インフルエンザ菌b型)【定期接種】

インフルエンザ菌b型は、小児の敗血症、化膿性髄膜炎、肺炎などを起こします。最近では、抗菌薬の効きにくい耐性菌が増えており、ワクチンの重要性が高まっています。欧米では、ワクチン導入後、Hib感染症は劇的に減少しており、WHOは乳幼児の定期接種を勧告しています。
Hibに対する免疫力は、母親からの免疫で、生後2ヶ月頃までは守られていますが、それ以降は免疫力がなくなります。ですから、生後2ヶ月後からのワクチン接種が効果的です。

肺炎球菌(7価結合型)【定期接種】

肺炎球菌は、インフルエンザ菌b型とならんで、小児の敗血症、化膿性髄膜炎、肺炎などを起こす重要な細菌です。インフルエンザ菌b型に比べて発症頻度は低いですが、後遺症を残す頻度や死亡率が高く、注意が必要です。
いつ感染するか分からないので、できるだけ早く接種しましょう。インフルエンザ菌b型ワクチンとの同時接種も可能です。

子宮頸がん【定期接種】

HPV(ヒトパピローマウイルス)は、女性の子宮頸がんの原因ウイルスです。日本では、毎年約10000人もの女性が新たに子宮頸がんにかかっており、毎年約3500人が子宮頸がんで亡くなっています。これは、1日に10人もの人が亡くなっていることになります。しかし、日本は欧米に比べて、検診の受診率が著しく低い状況です。
子宮頸がんワクチンによって予防できるのはHPV16型と18型によるものですから、ワクチン接種と子宮がん検診の両方が必要です。

みずぼうそう(水痘)【任意接種】

水痘・帯状疱疹ウイルスの感染で起こります。初感染では、発熱とともに全身に水疱性の発疹が出ます。
症状は、軽い人から重い人(重症の発疹や脳炎などの合併症)まで様々です。1歳を過ぎたら、年齢と関係なく接種できますが、保育所や幼稚園などの集団生活に入る前の接種が推奨されます。

おたふくかぜ(ムンプス)【任意接種】

ムンプスウイルスの感染で起こります。
主な症状は、耳下腺や顎下腺の腫れと痛みです。左右両側が腫れることが多いですが、片側だけのこともあります。
対症療法で軽快することが多いですが、まれに髄膜炎や難聴を起こすことがあります。
1歳を過ぎたら、年齢と関係なく接種できますが、保育所や幼稚園などの集団生活に入る前の接種が推奨されます。

成人用肺炎球菌【任意接種】

肺炎は、日本人の死因の第4位です。肺炎で一番多い病原体は「肺炎球菌」であり、これに対するワクチンが「肺炎球菌ワクチン」です。
ワクチン接種により、感染の予防と重症化を防ぐことが期待できます。
1回の接種で、5年以上効果が持続しますので、基礎疾患の有無や年齢を考慮して接種しましょう。具体的には、65歳以上の人、肺気腫(COPD)、糖尿病、心不全などの基礎疾患があり、肺炎を起こすと重症化しやすい人などが良い適応となります。

ワクチンの受付時間・予約

予約について

当クリニックの予防接種は予約制となっております。
ご予約の受付は、下記のお電話で承っております。

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予防接種専用時間

下記の時間外の予防接種も可能ですので、ご相談下さい。
  日祝
午後 3:00~3:30

詳細診療時間

午前8:30~12:30,午後2:30~5:30

  日祝
午 前
午 後

Tel.0857-37-6123

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